そこは、インドだった
アシュタンガという言葉もまだ、馴染まないまま、ケン先生と出逢い、日本人じゃないのだろうな~ インターナショナル ヨガ センターだもん などと、 初回の失敗を反芻し、思い出し笑いしていたら、 「サマステテヒッ」 へっ? なんチィ? 何語? 皆が颯爽と合掌した。 慌てて、私も「いただきます」 的に手を合わせた。 「チャンティング」 へっ?「オーーーームゥ」 と始まったのだ!! 私も言うの? で、その後は、*○Ф☆??? ここは、インドなんだ ごめんなさい、 言葉わかりましぇんと 、呪文のように続くマントラに腰が益々ひけていった。 そんなことで、動揺している場合では、ない。私は、明日葉ヨガ(怒らないでね)を受けにきたんだもん、と真剣に息を吸った。 な、の、にー なんでイキナリ飛ぶの~ そっ、ジャンプバックのこと。 、跳べばいいのねっ! ともう、戦いに挑む体勢になり、カッコ悪く跳び、キョロキョロしながら、人を見て、ついていくだけの、ヨガ。先生は、神のような声でナビゲートして、たまにアジャストしているだけ。 こ、こんなレッスンあり? と20年のインストラクター歴は、ガタガタと音をたてて崩れていった。 私は、いったい、何をしてきたの? ショックの嵐の中でも、揺れる体を立て直す動きに快感を覚えながら、目覚める心身に涙しそうにもなった。 みっともないけど、これに向き合うことが、宿命だと、天の啓示と受け止めた。 高校生以来の後転(後まわり )を、目をテンにしながらやり、子供のような純真さがないと、できないヨガなのね・・・と、歪んで、冷めていた私の内面を叩き直す為にも、存在するような気がした。 ありがとう、ありがとうと、 シャーバーアサナで、半死状態の私は、唱えていた。
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